第 2 回 統計教育の方法論ワークショップ

統計教育の達成目標をさぐる〜リテラシーから統計的推論力、課題解決力へ〜

日時 平成 18 年 3 月 4 日(土)11時〜17時
場所 統計数理研究所講堂(東京都港区南麻布4-6-7)
主催 日本統計学会統計教育分科会
日本統計学会統計教育委員会
共催 数学教育学会
全国統計教育研究協議会
科学研究費基盤(B) (代表 村上征勝)
「電子社会における統計手法のニーズの把握と
                       大学における統計教育の効果的展開」

ワークショップ案内と発表募集

統計学の役割が益々重視される高度情報化社会を迎えて、望ましい統計教育の内容と水準、教育方法等に関する研究の推進が必要となっております。そこで、全国の統計教育の関係者が一同に会する場を提供する目的で、日本統計学会統計教育分科会および日本統計学会統計教育委員会が、数学教育学会と全国統計教育研究協議会の共催で、下記の「第 2 回統計教育の方法論ワークショップ」を開催致します。

第 2 回(2005 年度)のテーマは、「統計教育の達成目標をさぐる〜リテラシーから統計的推論力,課題解決力へ〜」です。第 1 回(2004 年度)のテーマ「総合的学習における統計リテラシーの育成〜グラフと数字をみる力〜」に引き続き、上記のようなテーマを企画いたしました。 先ごろ「21 世紀の知識創造社会に向けた統計教育推進への要望書」が日本統計学会(日本統計学会統計教育委員会、日本統計学会統計教育分科会)、数学教育学会、全国統計教育研究協議会をはじめとする多くの学協会の連署の下で、文部大臣をはじめ文部科学省の関係者へ提出されました。今後ますます統計教育の重要性が認識され、国際比較などを通して具体的な教育プランの提示が必要になってくると思われます。このような状況の中、本ワークショップでは、統計リテラシーの教育に関する話題を種々の角度から議論し、皆様の新たな教育方法への提案、これまでの統計教育の成果や今後の課題、問題提起など幅広く歓迎したいと考えております。発表申込みも含めまして奮ってご参加いただけますようよろしくお願い申し上げます。

なお、このワークショップには、日本統計学会の会員でなくても、発表申し込みおよび参加ができますので、多くの方のご参加をお待ちしております。

第 2 回統計教育の方法論ワークショップ
実行委員長 東京理科大学 瀬尾 隆

ワークショップ運営

参加について

プログラム

11:00〜11:05 開催の挨拶 日本統計学会統計教育部会会長
同志社大学文化情報学部教授 村上 征勝
11:05〜11:50 特 別 講 演
元文部省主任視学官,元滋賀大学教授 正田 實
「中高等学校(数学)の教育課程における統計教材の扱いと今後の課題」
< お昼 休憩(60分) >
12:50〜13:20 講 演
宮崎大学教育文化学部助教授 藤井 良宜
「統計教育の達成目標をどうとらえるのか」
13:20〜13:50 講 演
成蹊大学経済学部教授 中西 寛子
「情報教育の中での統計教育−統計グラフコンクール入賞へ向けて−」
13:50〜14:20 講 演
長崎大学 医歯薬学総合研究科教授 柴田 義貞
「論文・新聞で学ぶ統計学−学部・全学教育における試み−」
< 休憩(20分) >
【教育方法事例報告】
14:40〜15:00 さいたま市立大宮小学校 深津 健太郎
「自分の体力を知る統計の扱い方」
15:00〜15:20 大阪市立阿倍野小学校 八木 宣行
「事前・事後調査および「情報交換ボード」での統計の活用」
15:20〜15:40 愛媛県喜多郡内子町立内子中学校 尾上 明子
「統計を活用したボランティア委員会活動」
< 休憩(20分) >
16:00〜16:20 東京大学教育学部附属中等教育学校 小張 朝子
「中等教育における統計指導のカリキュラムデザイン」
16:20〜16:40 筑波大学附属駒場中・高等学校 牧下 英世
「統計グラフコンクールに参加して−統計の素地を培う−」
16:40〜17:00 千葉科学大学薬学部薬学科 瀧澤 毅
「薬学部における統計教育の達成目標とその実践」
17:00〜17:05 閉会の挨拶

その他

問合せ先

日本統計学会 統計教育部会(分科会)
会 長 村上征勝(同志社大学)
事務局 末永勝征(鹿児島純心女子短期大学)
E-mail: jim@stat.sci.kagoshima-u.ac.jp(ワークショップに関する問合せ)
E-mail: sesjss-c@stat.sci.kagoshima-u.ac.jp(部会に関する問合せ)