第 7 回 統計教育の方法論ワークショップ

The 7th Japan Conference on Teaching Statistics (JCOTS11) March 4-5, 2011 in Tokyo

問題解決力育成を目指した統計教育の方法論(達成目標・授業実践・評価の枠組み)
―新学習指導要領の全面実施に向けて―

日時 平成 23 年 3 月 4 日(金)13:00〜18:00
平成 23 年 3 月 5 日(土)09:45〜18:00
場所 立教大学(東京都豊島区西池袋 3-34-1),14 号館,D301 教室
主催 日本統計学会統計教育分科会
日本統計学会統計教育委員会
統計数理研究所
「統計教育の新展開」(コーディネーター:渡辺 美智子,江口 真透)
(課題番号:22-共研-5010)「統計教育の方法論(達成目標・授業実践・評価の枠組み)
に関する研究集会」
共催 統計関連学会連合統計教育推進委員会
全国統計教育研究協議会
数学教育学会
東京理科大学数学教育研究所
後援 日本数学教育学会
理数教育研究所

更新日:平成 23 年 6 月 1 日

ワークショップご案内と発表募集


第 7 回統計教育の方法論ワークショップ
 実行委員長 実践女子大学 竹内 光悦

平成 24 年度から本格的に新学習指導要領が実施されます.これまで実施された初等中等教育機関向けの調査結果では,既にさまざまな議論を行い,魅力的な授業を計画,実施しているところもあるようです.一方でまだ準備に関して資料や情報がないなどと悩まれている現場の教員の方々の悩みも聞きます.このような状況下,統計教育に関する授業法や教材開発も数多く提案されてきました.次に必要となるのは,問題解決力育成を目指した統計教育の方法論の確立,特に達成目標・授業実践・評価の枠組みの確立が急務といえます.

そこで関連学会・研究会の共同開催として全国の統計教育の関係者が一同に会する場を提供する目的で,日本統計学会統計教育分科会および日本統計学会統計教育委員会,その他の研究会の共同主催で,広く教育方法に関する実践研究の成果を発表し,相互に討議する場として『統計教育の方法論ワークショップ』を開催しております.過去 6 回のワークショップのテーマは,以下の通りです.

第 1 回 (2004 年度) のテーマ
「総合的学習における統計リテラシーの育成〜グラフと数字をみる力〜」
第 2 回 (2005 年度) のテーマ
「統計教育の達成目標をさぐる〜リテラシーから統計的推論力,課題解決力へ〜」
第 3 回 (2006 年度) のテーマ
「アクションに繋がる統計教育〜人文科学領域での実践と文化遺産の継承〜」
第 4 回 (2007 年度) のテーマ
「知識を生み出す統計教育への挑戦−プロジェクト型学習を通した統計活用力の育成−」
第 5 回 (2008 年度) のテーマ
「データ活用のための授業モデル−新学習指導要領のための環境整備と協働型学習への展開−」
第 6 回 (2009 年度) のテーマ
「社会の期待に応える統計教育の構築−「資料の活用」から「データの分析」をどう教えるのか−」

今年度は,
『新学習指導要領の全面実施に向けて,問題解決力育成を目指した統計教育の方法論(達成目標・授業実践・評価の枠組み)の確立』
をテーマとして,今年度も前年度と同様に 2 日間に分けて開催いたします。

昨年に引き続き,身の回りの問題を統計的課題として設定し,課題に応じたデータの収集からデータの解釈,課題解決に向けた提案を行う一連の課題解決型の統計教育を目指した取り組みを取り上げます.皆様からの新たな教育方法への提案,これまでの統計教育の成果,今後の課題,問題提起など幅広い発表を歓迎しております.奮ってお申し込みください.

なお,このワークショップには,日本統計学会の会員でなくても,発表申し込みおよび参加ができますので,多くの方のご参加をお待ちしております.

ワークショップ運営

本ワークショップの場を活用していただき,小学校の児童および中学校,高等学校の生徒を対象に統計教育に関っている教師の方や,大学等高等教育機関で統計教育を担当している教員の方,さらには,ひろく社会人への高度専門職能教育の一環として統計教育に携わっている方々に,日頃の教育成果の発表や相互の情報交換や交流を深めていただければ幸いです。

また本ワークショップにおいては,統計教育全般の質的向上を図り,統計教育に関する業績についての評価システムを確立するため,ワークショップ参加者への継続的専門職能開発訓練プログラム(CPD)の証明を行います。また,特に優秀と認められた研究報告については,日本統計学会が設ける統計教育賞への推薦も併せて行うと同時に,その内容を統計教育WEBサイトにおいて公表します。

プログラム 3月4日(金)「統計教育に関する研究報告」13:00-18:00

13:00-13:05開会の挨拶 竹内 光悦(実行委員長・日本統計学会統計教育分科会会長・実践女子大学)
13:05-14:45 <統計教育の新展開T 統計担当教員への情報発信>
座長:小口 祐一(茨城大学教育学部)
  1. 問題解決学としての統計入門(スライド
    新村 秀一(成蹊大学経済学部)
  2. 大学での統計教育について〜統計的問題解決力育成のために〜(スライド
    今泉 忠(多摩大学経営情報学部)
  3. 小学校教員の統計リテラシーの現状と指導上の課題
    福島 健介(帝京大学教職センター), 島田 文江(八王子市立上壱分方小学校), 田中 かおり(八王子市立由井第一小学校), 牧野 豊(八王子市立第六小学校)
  4. 「高等学校における統計教育 実態調査」の報告(スライド
    中西 寛子(成蹊大学経済学部), 竹内 光悦(実践女子大学人間社会学部), 深澤 弘美(東京医療保健大学医療保健学部)
  5. 統計を使う教員の実情(スライド
    船倉 武夫(千葉科学大学危機管理学部)
14:55-16:15 <統計教育改革と国際動向>
座長:渡辺 美智子(東洋大学経済学部)
21世紀型ワークスキルとしての統計教育改革〜スキャンズレポートとデミング博士〜
渡辺 美智子(東洋大学経済学部)
<特別講演T>
統計的思考による米国国際競争力の再生ー米国におけるデミング博士の役割ー(スライド1, スライド2
吉田 耕作(カリフォルニア州立大学 名誉教授)
16:25-18:00 <統計教育の新展開U 高等教育機関における統計教育>
座長:瀬尾 隆(東京理科大学理学部)
  1. 統計学者が講義する条件付き確率 ーモンティ・ホール問題など
    狩野 裕(大阪大学基礎工学部)
    発表スライドは講演報告集に記載の URL からダウンロードしてください
  2. 二項分布のポアソン分布による近似について(スライド
    高木 和久(高知工業高等専門学校総合科学科)
  3. 携帯端末を利用した統計データ処理簡易ツールの開発(スライド
    上村 尚史(鹿児島純心女子短期大学), 末永 勝征(鹿児島純心女子短期大学), 竹内 光悦(実践女子大学人間社会学部)
  4. 国内外で実施された統計学に関する各種試験問題の考察
    櫻井 尚子(東京情報大学総合情報学部), 和泉 志津恵(大分大学工学部), 深澤 弘美(東京医療保健大学医療保健学部)
【総合討論】

プログラム 3月5日(土)「新学習指導要領の全面実施に向けた情報発信」09:45-18:00

09:45-10:45 <統計教育の新展開V 問題解決力育成を目指した統計教育の展開>
座長:田村 義保(統計数理研究所)
  1. GAISEから見た今後の日本の初等中等教育における統計教育の課題
    藤井 良宜(宮崎大学教育文化学部)
  2. 国際的な生徒参加型データを用いた統計学習サイトの運用と今後の展開について(スライド
    青山 和裕(愛知教育大学数学教育講座)
  3. 中学校「資料の活用」におけるグラフ電卓を利用した統計の教材開発(スライド
    小口 祐一(茨城大学教育学部), 荻原 文弘(佐久長聖中学高等学校), 小池 徳男(信州大学教育学部附属長野中学校)
10:50-11:30 <特別講演U>
座長:藤井 良宜(宮崎大学教育文化学部)
標本調査の実践研究
細矢 和博(東京大学教育学部附属中等教育学校)
11:30-12:00 <統計教育授業に関するチュートリアル>
座長:狩野 裕(大阪大学基礎工学部)
統計教育授業の Tips
山口 和範(立教大学経営学部)
13:00-14:00 <特別講演V>
座長(通訳・解説):青山 和裕(愛知教育大学数学教育講座)
Developing Students' Statistical Reasoning through Active Learning
Joan Garfield, Robert delMas & Andrew Zieffler (University of Minnesota, USA)
14:10-14:45 <新学習要領の全面実施を向けての情報発信>
座長:吉田 朋広(東京大学大学院数理科学研究科)
  1. 小中高の教科書における統計用語についての検討(スライド
    田栗 正章(大学入試センター,中央大学)
  2. 統計検定のサンプル問題の解説(2 級,3 級,4 級)(スライド
    今泉 忠(多摩大学経営情報学部)
14:50-17:50 <授業実践事例>
座長:竹内 光悦(実践女子大学人間社会学部)
  1. 小学校低学年における分布の見方の素地指導の提案(スライド
    川上 貴(聖徳学園小学校)
  2. 統計資料を活用する能力の育成ー小学校6年社会科 わたしたちの願いを実現する政治
    黒 正彦(戸田市立喜沢小学校)
  3. 中学校選択教科における「資料の活用」の発展的な内容の指導の実践
    〜「100 の指標からみた香川」から読み取る相関関係を通して〜(スライド
    中西 健三(香川大学教育学部附属坂出中学校), 大前 和弘(香川大学教育学部附属坂出中学校)
  4. 情報化社会で主体的に生きる力を育てる統計教育
    -小さな各統計プロセスのループとその繰り返しを通して-(スライド
    日比 智久(稲沢市立治郎丸中学校), 牛田 孝文(愛知教育大学附属名古屋中学校)
  5. 資料の活用「標本調査」における単元のデザインと実践について(スライド
    佐藤 寿仁(岩手大学教育学部附属中学校)
  6. 「相互学習」による統計授業方法の考察 〜MiC,IMPを参考にして〜(スライド
    松本 智恵子(福井大学教育地域科学部)
  7. 授業改革フェスティバル数学科公開授業「データの分析でバトル」での取り組み
    佐治 嘉隆(岡崎城西高等学校), 国本 考史(岡崎城西高等学校), 水野 秀紀(聖霊高等学校)
  8. 臨床試験実習「カフェインの薬理効果」で情報バイアスを体験する(スライド
    瀧澤 毅(千葉科学大学薬学部)
【総合討論】
17:50-18:00閉会の挨拶 藤井 良宜(日本統計学会統計教育委員会委員長・宮崎大学)

参加について

その他

参考

第 5 回日本統計学会春季集会
日時:2011 年 3 月 6 日(日)10:00-17:30
場所:立教大学(東京都豊島区西池袋3-34-1)
10:00-10:10開 会:岩崎 学 (日本統計学会理事長)
挨 拶:竹村 彰通 (日本統計学会会長)
10:10-11:40 セッション1 「統計教育セッション」
オーガナイザー・座長:竹村 彰通 (東京大学)
三浦 由己 (駿河台大学名誉教授)
「統計行政と統計教育」(日本統計学会賞受賞講演)
Lawrence Pettit (University of London, UK)
“The Royal Statistical Society Professional Examinations”
Joan Garfield and Robert delMas (University of Minnesota, USA)
“Assessing Important Learning Outcomes for a First Course in Statistics”
その他 3 セッション,ポスターセッション

問い合わせ

日本統計学会統計教育分科会
会長 実践女子大学 竹内 光悦(第 7 回統計教育の方法論ワークショップ 実行委員長)
日本統計学会統計教育委員会
委員長 宮崎大学 藤井 良宜
第 7 回統計教育の方法論ワークショップ事務局
事務局 鹿児島純心女子短期大学 末永 勝征
E-mail:jim@stat.sci.kagoshima-u.ac.jp (ワークショップに関する問合せ)