第 5 回 統計教育の方法論ワークショップ

データ活用のための授業モデル
−新学習指導要領のための環境整備と協働型学習への展開−

日時 平成 21 年 3 月 7 日(土)11時00分〜18時00分
場所 統計数理研究所講堂(東京都港区南麻布4−6−7)
主催 日本統計学会統計教育委員会
日本統計学会統計教育分科会
統計数理研究所(課題番号:20-共研-5009)
共催 全国統計教育研究協議会
全国統計協会連合会
数学教育学会
後援 日本数学教育学会
科研費基盤研究(A)
「データ科学の新領域の開拓―文化財データ解析―」
(代表:村上征勝)
科研費基盤研究(B)
「教育の情報化・国際化に即応した統計教育と
 カリキュラムシステムの開発研究」
(代表:渡辺美智子)

ワークショップご案内と発表募集


第 5 回統計教育の方法論ワークショップ
実行委員長 実践女子大学 竹内光悦

情報化社会と呼ばれる現在,データを読み取る力,統計リテラシーを身につけることは社会で重要視されています。また今年文部科学省で発表がありました新しい小学校・中学校における算数・数学科の指導要領にも統計に関する項目が多数取り入れられています。これらのことからますます統計教育に対する環境の整備や新たな授業モデルの構築が求められているといるでしょう。

このような時代的要請の中で,初等・中等教育,高等教育および専門社会人教育そして生涯教育に至る様々な教育の場で,統計教育の充実は緊急の課題となっており,そのための適切な統計教育の内容と水準,教育方法等に関する研究の推進が必要となっております。

そこで,全国の統計教育の関係者が一同に会する場を提供する目的で,日本統計学会統計教育分科会および日本統計学会統計教育委員会の共同主催で,広く教育方法に関する実践研究の成果を発表し,相互に討議する場として『統計教育の方法論ワークショップ』を開催しております。過去 4 回のワークショップのテーマは,以下の通りです。

第 1 回(2004年度)のテーマ
「総合的学習における統計リテラシーの育成〜グラフと数字をみる力〜」
第 2 回(2005年度)のテーマ
「統計教育の達成目標をさぐる〜リテラシーから統計的推論力,課題解決力へ〜」
第 3 回(2006年度)のテーマ
「アクションに繋がる統計教育〜人文科学領域での実践と文化遺産の継承〜」
第 4 回(2007年度)のテーマ
「知識を生み出す統計教育への挑戦−プロジェクト型学習を通した統計活用力の育成−」

今年度は,「データ活用のための授業モデル−新学習指導要領のための環境整備と協働型学習への展開−」をテーマとして,上記の要領で開催いたします。

身の回りの問題を統計的課題として設定し,課題に応じたデータの収集からデータの解釈,課題解決に向けた提案を行う一連の課題解決型の統計教育を目指した取り組みを取り上げます。皆様からの新たな教育方法への提案,これまでの統計教育の成果,今後の課題,問題提起など幅広い発表を歓迎しております。奮ってお申し込みください。

なお,このワークショップには,日本統計学会の会員でなくても,発表申し込みおよび参加ができますので,多くの方のご参加をお待ちしております。

ワークショップ運営

本ワークショップの場を活用していただき,小学校の児童および中学校,高等学校の生徒を対象に統計教育に関っている教師の方や,大学等高等教育機関で統計教育を担当している教員の方,さらには,ひろく社会人への高度専門職能教育の一環として統計教育に携わっている方々に,日頃の教育成果の発表や相互の情報交換や交流を深めていただければ幸いです。

また本ワークショップにおいては,統計教育全般の質的向上を図り,統計教育に関する業績についての評価システムを確立するため,ワークショップ参加者への継続的専門職能開発訓練プログラム(CPD)の証明を行います。また,特に優秀と認められた研究報告については,日本統計学会が設ける統計教育賞への推薦も併せて行うと同時に,その内容を統計教育WEBサイトにおいて公表します。

プログラム 3/7(土)

11:00〜11:15日本統計学会統計教育分科会会長 藤井 良宜(宮崎大学)
新学習指導要領で変わる統計教育〜開会の挨拶に変えて
■□セッションI 社会人基礎力と大学入試におけるデータ活用力の評価
11:15〜12:25 座長 和泉 志津恵(大分大学)
星 千枝(ベネッセ教育研究開発センター 主任研究員)
大学生のジェネリックスキル評価の国際動向と日本での対応
櫻井 尚子(東京情報大学)
アメリカにおける高大接続プログラム:Advanced Placement Statistics の概要
深澤 弘美(東京医療保健情報大学)
大学入試SATとIBディプロマにおける統計力評価の枠組み
< 昼食休憩 >
■□セッションII 特別講演 通訳・解説 青山 和裕(愛知教育大学)
13:00〜14:30 Neville Davies(王立統計学会統計教育センター所長,ノッティンガム大学教授)
イギリス学校教育におけるICTを活用した生徒参加型のデータ活用教材の提供と実績:
The AtSchool Experience: the First Ten Years
■□セッションIII 教育方法事例報告
14:45〜17:30 座長 水田 正弘(北海道大学)
事例1 長野県小諸市立水明小学校 小池 博
子どもたちが自ら事象に向き合い、問いを重ねて、見方・考え方を深めていくための統計的な探求プロセスの有効性
事例2 名古屋市立振甫中学校 福岡 達昭
情報を処理し活用する力を育てる理科学習ー中学 1 年「力と圧力」の指導を通してー
事例3 山梨大学教育人間科学部附属中学校 清水 宏幸
既知のデータを活用し問題解決させる統計指導
事例4 愛知県立半田高等学校 菅野 栄光
高等学校における数学的活動を重視した統計的リテラシーの育成指導ーディベートおよび統計局 Web サイトの活用ー
座長 宿久 洋(同志社大学)
事例5 元白百合学園高等学校 高橋 鋼一
ジェットコースターは、なぜ、事故を起こしたのか?
事例6 西南女学院大学 井ノ口 美佐子
学生の無記名アンケート調査を利用した仮説検定の学び
事例7 千葉科学大学 瀧澤 毅
不確定な事象を取り上げ、確率を基にして説明する授業モデル例ー医薬品のプラセボ対照二重盲検ランダム化比較試験ー
〜18:00 閉会の挨拶 実行委員長 竹内 光悦(実践女子大学)

参加について

その他

問い合わせ

日本統計学会統計教育分科会
主査 宮崎大学 藤井良宜
日本統計学会統計教育委員会
委員長 東洋大学 渡辺美智子
第 5 回統計教育の方法論ワークショップ事務局
事務局 鹿児島純心女子短期大学 末永勝征
E-mail: jim@stat.sci.kagoshima-u.ac.jp(ワークショップに関する問合せ)