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分科会について

野球をはじめ,サッカー,バスケットボール,アイスホッケーなど数多くのスポーツの場において,欧米諸国を中心として様々なデータ収集や高度な統計分析が行われ,科学的な見地から戦術解析や選手評価がなされている.また,ASAでは1992年より毎回スポーツ統計のセッション(SIS, Statistics in Sports)が組まれ,JASA等の論文誌への論文投稿も多く見られるなど,学術的な場においてもこうした研究は盛んに行われており,統計学の専門家による積極的な関与が見られる.

しかしながら日本では,スポーツの場における統計学の活用は必ずしも十分であるとはいえない.もちろん,個々の団体レベル,あるいはスポーツ科学の分野での統計分析はなされているようであるが,統計学者側からのアプローチはほとんど見られない.統計分析が競技レベルの向上やチーム編成のマネジメント等からみて重要であることは明らかであり,日本においても統計学者が積極的に関わっていく必要があるといえる.

これらのことから,スポーツ統計に関する日本統計学会の分科会を申請するに至った.

本分科会の主題は,統計科学を用いることによる当該スポーツ界の発展,あるいはスポーツを通しての統計科学の更なる発展に寄与することである.

本分科会の活動としては,統計科学の研究者によるスポーツに関わる学術研究を振興し,その公開・交流の場を提供する他,国内外における研究者や実務家の招聘,スポーツ科学,行動ファイナンス,運動生理学等の異分野の研究者との交流を中心に活動を行う.具体的には,年数回の研究集会を中心に活動を進める.