今回は 50 作品の出品があり、日本統計学会会長・理事長をはじめ、統計学者、統計教育者、数学教育者、スポーツデータ関連識者、など、多くの先生方によって厳正に審査し、以下のように表彰いたします。
総評:今年もデータ分析で学んだことを踏まえ、様々な視点で分析された作品が多くいただきました。最優秀賞および優秀賞の2作品については、大学の先生にもアドバイスしてもらい、やや高度な分析をしていますが、それ以上に分析ストーリーが明確に提示され、適切に表現していることが評価されました。他の授賞作品でも、視点の新しさや分析ストーリー、また結果を他者にわかりやすく表現している点が評価されています。次回以降ではさらに、分析のストーリー(動機や仮説→分析→考察、などの一連のストーリー)やひとつひとつの結果の表現への工夫(意味のないスペースをつくらず、グラフ等の適切なサイズや配置、フォントの工夫、など)を意識してもらえらたらと思います。また高校でならう散布図や相関係数を活用すると、変数間の関係性も述べられますので、分析力も高めていきましょう。いろいろと自ら問いをたて、調べ、結論を得る、探究学修を意識していくと面白い結果が出るかもしれません。次年度もご参加のほど、お待ちしています。
(c) 日本統計学会統計教育委員会