第 18 回 統計教育の方法論ワークショップ・理数系教員授業力向上研修会(東京)

The 18th Japan Conference on Teaching Statistics (JCOTS2021) February 26-27, 2021 in Tokyo

初等中等から大学に至る統計・データサイエンス教育の体系化と評価の枠組み


日時: 2021 年 2 月 26 日(金)・27 日(土)
場所: オンライン(zoom)
主催: 日本統計学会統計教育分科会
日本統計学会統計教育委員会
情報・システム研究機構統計数理研究所
(共研究課題番号:2020-ISMCRP-2033;2020-ISMCRP-4604;
2020-ISMCRP-5006 ; 2020-ISMCRP-5007)
共催: 統計関連学会連合統計教育推進委員会
日本品質管理学会 TQE 特別委員会
全国統計教育研究協議会
数学教育学会
東京理科大学理数教育研究センター数学教育研究部門
実践女子大学女性データサイエンス教育研究所
高校数学・新課程を考える会
後援: 一般財団法人 統計質保証推進協会
日本数学教育学会
一般財団法人・理数教育研究所
東京教育研究所

更新日:2021 年 9 月 23 日

ワークショップご案内


第 18 回統計教育の方法論ワークショップ
実行委員長 統計数理研究所 椿 広計
事務局担当 実践女子大学 竹内 光悦

毎年行っています「統計教育の方法論ワークショップ」ですが、今回は次のテーマで開催いたします。

初等中等から大学に至る統計・データサイエンス教育の体系化と評価の枠組み

AI・データサイエンス・統計人材育成に向けて世界中で初等中等教育、大学等高等教育、社会人のリカレント教育の各場面での教育改革が進行しています。本WSでは、アメリカ統計学会統計教育分科会次期会長および統計数理研究所長の講演を含め、国内外での統計・データサイエンス教育の動向を講演者と議論します。関心をお持ちの皆様のご参加を お願いいたします。

統計数理研究所のリポート(レジュメ集の全体ファイル。2/27 一部更新済)(ここ

2/26、2/27 に開催いたしました。多数のご参加、ありがとうございました。


プログラム:2 月 26 日(金)


09:55開会の挨拶
竹内光悦(日本統計学会統計教育委員会委員長、実践女子大学)
10:00-11:55特別セッション I: データサイエンス教育の国際動向
座長:渡辺美智子(慶應義塾大学大学院)
  1. 10:00-10:30
    実践をデータサイエンス教育の中心に位置づける―Placing `Practice' at the Center of Data Science Education―
    矢島正直・Eric Kolaczyk・Haviland Wright(ボストン大学)(レジュメスライド
  2. 10:35-11:55
    GAISE preK-12 II and Data Science Education(レジュメスライド
    PART 1:国際高校データサイエンス教育プロジェクト(International Data Science in Schools Project:IDSSP)におけるカリキュラムと教材
    PART 2:アメリカ統計学会における K-12 改訂ガイドライン
    Gould, Robert(カリフォルニア大学ロサンゼルス校統計学部教授、統計教育センター長)
Discussant:川崎茂(日本統計学会会長、日本大学)
13:00-14:00特別セッション II: 統計高度人材育成事業
座長:須江雅彦(滋賀大学副学長)
  • 特別講演: 統計エキスパート人材育成プロジェクト開始―諸分野若手研究者を適切な統計研究可能な統計教員早期育成―(レジュメ
    椿広計(統計数理研究所所長)
14:00-14:10
座長:須江雅彦(滋賀大学副学長)
  • 統計・データサイエンス教育が強化された新学習指導要領を円滑に実施するための支援事業―日本学術会議、地方自治体と連携した高等学校教員向け「統計検定」の無償受験機会―(レジュメ
    美添泰人(統計質保証推進協会理事長)
    参照:日本学術会議数理科学委員会数学教育分科会、2020年8月4日(ここ
14:15-15:55セッション III:統計・データサイエンス人材育成
座長:千野雅人(総務省国際統計交渉官)
  1. 児童の思考や行動パターンが統計的思考にあたえる影響―子どもコホートスタディの結果から―(レジュメ
    岡檀(統計数理研究所)・山内慶太(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科)
  2. 統計的課題研究3年目の取組〜全校体制での取組と産学連携〜(レジュメスライド
    渡部靖司(愛媛県立松山南高等学校)
  3. 令和2年国勢調査における島根県の学生調査員の活動〜学生調査員育成事業〜
    森永壽(島根県政策企画局統計調査課)・藤原眞砂(島根県立大学)・勝手良平(島根県浜田市総務課)(レジュメスライド
  4. 社会で必要とされるデータサイエンススキルと研修・普及の方策
    菅由紀子(株式会社 Rejoui 代表取締役/データサイエンティスト協会スキル定義委員)(レジュメ
  5. 科学哲学という統計学への第 3 の入り口:1は数学、2は実データ(レジュメレジュメ
    島谷健一郎(統計数理研究所)

プログラム 2 月 27 日(土)


10:20-11:40セッション IV: 小学校・中学校における新学習指導要領・教科書比較
座長:橋本三嗣(広島大学附属中・高等学校)
  1. 新学習指導要領における統計的探究内容の取扱い〜小・中学校教科書比較を通して
    山内慶太(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科)(レジュメスライド
  2. 初等教育における実データを用いた統計調査の実践事例(レジュメ
    太田直樹(福山市立大学)
  3. 児童の価値観を重視した統計的問題解決の実践について(レジュメスライド
    石川大輔(荒川区立第一日暮里小学校)
  4. 「要因を調べること」を軸にした中1「データの活用」の単元計画とその実践ー単元を通したアンケートの活用を通してー(レジュメスライド
    峰野宏祐(東京学芸大学附属世田谷中学校)
11:45-12:15ランチセッション: スポーツデータ解析コンペティション
座長:竹内光悦(実践女子大学)
  • 「中高生・スポーツデータ解析コンペティション―2020―」ポスター作品審査報告および受賞作品の紹介
13:00-14:40セッション V: 日本での高等学校統計・データサイエンスの実践 I
座長:藤井良宜(宮崎大学)
  1. 統計データを利活用して地域の課題発見と解決を目指す文系課題研究の取組(レジュメスライド
    床田太郎(香川県立観音寺第一高等学校)
  2. 学校設定科目「DS探究」「DS研究」におけるデータサイエンス教育の成果と今後の展望(レジュメ
    林宏樹(兵庫県立姫路西高等学校)
  3. 学校設定科目「DS」と課題研究との接続(レジュメスライド
    林兵馬(神戸大学附属中等教育学校/神戸大学数理・データサイエンスセンター)
  4. 推測統計の指導について(レジュメスライド
    橋本三嗣(広島大学附属中・高等学校)
  5. コロナ禍でのチャレンジ、オンライン全国統計探究発表会(FESTAT)(レジュメ
    石井裕基(香川県立観音寺第一高等学校)
15:05-16:25セッション VI: 日本での高等学校統計・データサイエンスの実践 II
座長:林宏樹(兵庫県立姫路西高等学校)
  1. ICT 利活用による統計教育「データ利活用とまちづくり」―学校内外連携・協働授業を通して―(レジュメ
    中西美香(佐賀県立佐賀商業高等学校)
  2. 統計教材のパフォーマンス課題とその評価(レジュメスライド
    喜田英昭(広島大学附属中・高等学校)
  3. 高3選択科目「データ科学」での授業実践(レジュメ
    馬場国博(慶應義塾湘南藤沢中・高等部)
  4. 高等学校「数学T」「情報T」「理数探究基礎」のカリキュラムデザインとその実践(レジュメ
    光永文彦(西大和学園中学校・高等学校/東京理科大学大学院)
16:30閉会の挨拶
椿広計(実行委員長、統計数理研究所)

ワークショップ運営

本ワークショップの場を活用していただき、小学校の児童および中学校、高等学校の生徒を対象に統計教育に関っている教師の方や、大学等高等教育機関で統計教育を担当している教員の方、さらには、広く社会人への高度専門職能教育の一環として統計教育に携わっている方々に、日頃の教育成果の発表や相互の情報交換や交流を深めていただければ幸いです。

また本ワークショップにおいては、特に優秀と認められた研究報告については、日本統計学会が設ける統計教育賞への推薦も併せて行うと同時に、その内容を統計教育 WEB サイトにおいて公表します。

参加について

  • 本ワークショップへ参加費は無料です。

    問い合わせ

    第 18 回統計教育の方法論ワークショップ 実行委員長
    委員長 統計数理研究所 椿 広計
    日本統計学会統計教育委員会
    委員長 実践女子大学 竹内 光悦
    日本統計学会統計教育分科会
    主査 宮崎大学 藤井 良宜
    第 18 回統計教育の方法論ワークショップ 事務局
     鹿児島純心女子短期大学 末永 勝征
    E-mail: sesjssあっとまーくstat.k-junshin.ac.jp(ワークショップに関する問合せ)
    [あっとまーくは @ にしてください]