第 19 回 統計教育の方法論ワークショップ・理数系教員授業力向上研修会(東京)

The 19th Japan Conference on Teaching Statistics (JCOTS2022) March 18-19, 2022 in Tokyo

初中等および高等教育における ICT 活用した次世代型データサイエンス教育の展望


日時: 2022 年 3 月 18 日(金)・19 日(土)
場所: 統計数理研究所および zoom によるハイブリッド開催オンライン(zoom)
主催: 日本統計学会統計教育分科会
日本統計学会統計教育委員会
情報・システム研究機構統計数理研究所
(共研究課題番号:2021-ISMCRP-5008;2021-ISMCRP-5011;
2021-ISMCRP-41003 ;2021-ISMCRP-41005)
統計数理研究所共同利用研究重点テーマ
『ICT を活用した統計学教育とその評価に関する新たな展開』
(企画立案責任者:竹内光悦・渡辺美智子・船渡川伊久子)
共催: 統計関連学会連合統計教育推進委員会
日本品質管理学会 TQE 特別委員会
全国統計教育研究協議会
数学教育学会
東京理科大学理数教育研究センター数学教育研究部門
実践女子大学女性データサイエンス教育研究所
JDSSP 高等学校データサイエンス教育研究会
高校数学・新課程を考える会
後援: 一般財団法人 統計質保証推進協会
日本数学教育学会
一般財団法人・理数教育研究所
東京教育研究所

更新日:2022 年 5 月 9 日

ワークショップご案内


第 19 回統計教育の方法論ワークショップ
実行委員長 統計数理研究所 椿 広計
事務局担当 実践女子大学 竹内 光悦

毎年行っています「統計教育の方法論ワークショップ」ですが、今回は次のテーマで開催いたします。

初中等および高等教育における ICT 活用した次世代型データサイエンス教育の展望

今年度も ICT を活用した統計学教育とその評価に関する新たな展開をはじめ、統計データ分析コンペティションを用いた統計教育なども含め、統計教育に関する研究や授業事例報告など皆様からの新たな教育方法への提案、これまでの統計教育の成果、今後の課題、問題提起などを参加者の皆さんと一緒に考え、情報共有していきたいと考えています。関心をお持ちの皆様のご参加をお願いいたします。

当初、ハイブリット開催を予定していましたが、状況を踏まえ、オンライン(zoom)での開催となりました。

統計数理研究所のリポート(レジュメ集の全体ファイル)(ここ。更新:2022 年 3 月 18 日(金)10:50)

3/18、3/19 に開催いたしました。多数のご参加、ありがとうございました。


プログラム:3 月 18 日(金)


10:30-10:35開会の挨拶
藤井良宜(日本統計学会統計教育分科会主査、宮崎大学)
10:35-12:00重点課題セッション I: ICT を活用した教育方法と評価
座長:竹内光悦(実践女子大学、重点テーマ企画立案責任者)
  1. ICT・オンライン教材を活用した公開講座における統計教育の試み
    松本智恵子(福井大学)
  2. 統計基礎リテラシー評価におけるコンピュータ適応型テストに関する研究
    及川久遠(大和大学)・深澤弘美(東京医療保健大学)
  3. ICTを活用したPPDACサイクルの実践事例研究
  4. 姫野哲人(滋賀大学)・渡部靖司・福澤純治・新海孝則(愛媛県立松山南高等学校)・服部裕一郎(高知大学)(スライド
  5. (特別講演)これからの社会実装のあり方について〜DX と組織と人材育成〜
    小泉誠(慶應義塾大学 システムデザイン・マネジメント研究所、デジタルリテラシー協議会)
13:00-14:00特別セッション: 2021 年度日本統計学会統計教育賞受賞受賞講演
座長:藤井良宜(日本統計学会統計教育分科会主査)
  1. データサイエンス教育における多様性
    小野陽子(横浜市立大学、WiDS TOKYO@Yokohama City University)
  2. 高等学校におけるデータサイエンス教育の現状と展望
    林宏樹(兵庫県立姫路西高等学校、帝京大学大学院、JDSSP 高等学校データサイエンス教育研究会事務局長)(スライド
14:10-15:10重点課題セッション II: オンラインによる統計教育の展開
座長:竹内光悦(実践女子大学、重点テーマ企画立案責任者)
  1. データサイエンスを対象としたオンライン PBL の課題と展望
    竹内光悦(実践女子大学)(スライド
  2. オンラインFESTATの2年間を通して見える探究発表会の可能性
    石井裕基(香川県立観音寺第一高等学校)(スライド
  3. バーチャル空間でのオンライン教育の動向や可能性について
    薬袋友花里(oVice 株式会社、PR マネージャー)
15:20-16:20セッション I: 統計教育の研究および授業実践事例 I
座長:林宏樹(兵庫県立姫路西高等学校)
  1. 中学校における批判的統計リテラシーを育成するための教材開発
    細田幸希(筑波大学大学院人間総合科学研究科)・大脇和志(筑波大学大学院人間総合科学研究科)(スライド
  2. パスカルの三角形の回帰分析
    高木和久(高知工業高等専門学校))(スライド
  3. 「中高生・スポーツデータ解析コンペティション―2021―」ポスター作品審査報告および受賞作品の紹介
    竹内光悦(実践女子大学、中高生・スポーツデータ解析コンペティション事務局)(スライド

プログラム 3 月 19 日(土)


09:30-12:50重点課題セッション III: データサイエンス人材育成と質保証
座長:渡辺美智子(立正大学、重点テーマ企画立案責任者)
  1. データサイエンティスト検定™ リテラシーレベルー"データの力を解き放つ"基礎を問う試験の目的と今後の展望についてー
    菅由紀子(データサイエンティスト協会スキル定義委員、株式会社 Rejoui 代表取締役、広島大学客員教授)
  2. 人材育成における JDLA の取り組み
    岡田隆太朗(日本ディープラーニング協会理事/事務局長)
  3. 情報処理学会におけるデータサイエンス教育の取り組み
    萩谷昌己(情報処理学会データサイエンス戦略推進委員会委員長、東京大学)
  4. 求められる問題解決力のための知識を測る
    平岡靖敏(日本規格協会 品質管理検定センター所長)(スライド
  5. (指定討論)データサイエンスと問題解決 椿広計(統計数理研究所長)(スライド

    <<休憩 10 分>>

  6. データサイエンス数学ストラテジストのご紹介
    瀬良智也(日本数学検定協会)(スライド
  7. データサイエンスの能力とその測定方法〜統計検定データサイエンス CBT 発展級・エキスパート級の設計を通じて
    佐藤彰洋(横浜市立大学)・竹村彰通(滋賀大学)
  8. CBT によるデータ対話型アナリティクススキルの測定と評価〜統計検定データサイエンス基礎試験における実装〜
    渡辺美智子(立正大学)
13:50-14:50セッション II: 統計データ分析コンペティションを用いた統計教育
座長:長尾伸一(総務省統計研究研修所)
  1. 統計データ分析コンペティション 2021 の概要とデータ分析実践事例
    堀川顕子(統計センター)・太佐美結(フェリス女学院高等学校)
  2. 統計データ分析コンペティション 2021 に参加して
    橋本三嗣(広島大学附属高等学校)・村澤舞・山家里穂(広島大学附属高等学校)(スライド
  3. 統計活用奨励賞及び特別賞の授業実践事例(統計データ分析コンペティション2021)
    馬場国博(慶應義塾湘南藤沢高等部)・谷優輝・河又杏香・遠藤沙恵(慶應義塾湘南藤沢高等部)
15:00-17:20セッション III: 統計教育の研究および授業実践事例 II
座長:林兵馬(神戸大学附属中等教育学校)
  1. 家庭や地域の実態調査を取り入れた統計的問題解決の実践について−総合的な学習の時間や SDGs を関連させた取組−
    加藤孝児(愛知県豊田市立寿恵野小学校)(スライド
  2. 問題解決までの見通しをもち、適切なグラフや分析結果を問題解決に活用しようとする子の育成
    佃匠悟(童子山小学校)
  3. 数学的モデル化を遂行する力を評価するフレームについての研究―中学校第 1 学年「データの活用」領域における授業実践―
    三上泰生(福井大学教育学部附属義務教育学校)・松本智恵子(福井大学)
  4. 課題研究で使えるデータサイエンスの授業実践
    都丸希和・佐藤健太(名古屋大学教育学部附属中・高等学校)(スライド
  5. 高校生のためのデータ駆動型の授業デザインと実践−地域の課題から気づきが生まれるデータサイエンス教育−
    松宮敬広(滋賀県立虎姫高校)・和泉志津恵(滋賀大学)・畑山満則(京都大学)
  6. 高等学校における仮説検定の扱いにかかわる期待と懸念−仮説検定授業の実践を踏まえてー
    稲葉芳成(立命館宇治中学校・高等学校)(スライド
  7. 神戸大学のデータサイエンス分野における高大連携の取り組み
    林兵馬(神戸大学附属中等教育学校)・齋藤政彦(神戸大学数理・データサイエンスセンター長)(スライド
17:20-17:25閉会の挨拶
椿広計(実行委員長、統計数理研究所)

参加について

本ワークショップへ参加費は無料です。 参加申込は、ワークショップ前日2022 年 3 月 17 日までに 申込ページ(こちらからお申し込みください。発表者・連名者・座長もお申し込みください。

登録されるメールアドレスは PC からのメールが届かない場合があるため、携帯電話会社のキャリアメールは避けていただくか、受信できるメールアドレス、もしくは、受信ドメインの指定をよろしくお願いいたします。

海外の統計教育のご講演

新型コロナウイルスの影響で急遽、「誌上発表」となりました『第 17 回 統計教育の方法論ワークショップ・理数系教員授業力向上研修会(東京)および第 9 回科学技術教育フォーラム』(ここ)において、Daniel Frischemeier 先生(University of Paderborn)のご講演を、ここに公開いたします。以下のリンク先から動画の視聴、資料の閲覧をお願いします。

ワークショップ運営

本ワークショップの場を活用していただき、小学校の児童および中学校、高等学校の生徒を対象に統計教育に関っている教師の方や、大学等高等教育機関で統計教育を担当している教員の方、さらには、広く社会人への高度専門職能教育の一環として統計教育に携わっている方々に、日頃の教育成果の発表や相互の情報交換や交流を深めていただければ幸いです。

また本ワークショップにおいては、特に優秀と認められた研究報告については、日本統計学会が設ける統計教育賞への推薦も併せて行うと同時に、その内容を統計教育 WEB サイトにおいて公表します。

問い合わせ

第 19 回統計教育の方法論ワークショップ 実行委員長
委員長 統計数理研究所 椿 広計
日本統計学会統計教育委員会
委員長 実践女子大学 竹内 光悦
日本統計学会統計教育分科会
主査 宮崎大学 藤井 良宜
第 19 回統計教育の方法論ワークショップ 事務局
 鹿児島純心女子短期大学 末永 勝征
E-mail: sesjssあっとまーくstat.k-junshin.ac.jp(ワークショップに関する問合せ)
[あっとまーくは @ にしてください]