日時 | 2025 年 2 月 28 日(金)・ 3 月 1 日(土) |
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場所 | 統計数理研究所(大講義室)および zoom によるハイブリッド開催 |
主催 |
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共催 |
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後援 | |
更新日:2025 年 03 月 06 日 |
ワークショップご案内
実行委員長 東京医療保健大学 深澤弘美
事務局担当 実践女子大学 竹内光悦
毎年行っています「統計・データサイエンス教育の方法論ワークショップ」ですが、今回は次のテーマで開催いたします。
デジタル人材育成を視野に入れた統計・データサイエンス教育を考える
―新学習指導要領を見据えた生成 AI や探究学習を活用した
統計・データサイエンス教育における文理横断・文理融合教育の展開―
本ワークショップは『大学共同利用機関法人情報・システム研究機構統計数理研究所共同利用研究【共同研究集会】として、日本統計学会統計教育委員会・同分科会が主催いたします。
今年度も ICT を活用した統計・データサイエンス教育とその評価に関する新たな枠組みをはじめ、統計データ分析コンペティションを用いた統計・データサイエンス教育なども含め、統計・データサイエンス教育に関する研究や授業事例報告など皆様からの新たな教育方法への提案、これまでの統計・データサイエンス教育の成果、今後の課題、問題提起などを参加者の皆さんと一緒に考え、情報共有していきたいと考えています。関心をお持ちの皆様のご参加をお願いいたします。
統計数理研究所のリポート(リンク)。※更新:2025 年 02 月 28 日(金)10:30
02/28、03/01 に開催いたしました。多数のご参加、ありがとうございました。
プログラム
2月28日金
開会の挨拶 11:00-11:05 |
深澤弘美(実行委員長/日本統計学会統計教育分科会/東京医療保健大学) |
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セッション I 11:05-12:05 |
ICT を活用した統計・データサイエンス教育の研究および事例報告座長:深澤弘美(東京医療保健大学) 1.ウェラブル端末を用いた探究的な取り組み~保健体育科×データサイエンス~大谷麻子(関西福祉大学)・石丸幸勢・林兵馬(神戸大学附属中等教育学校) 2.健康医療データに関わるデータサイエンティスト育成教育~中央 AI 専門学校における授業シラバスと実践~佐藤智絵(中央 AI 専門学校/慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科) 3.ICT を活用した自己調整学習の充実橋本三嗣(広島大学附属高等学校)(スライド) |
お昼休憩/ ランチセッション 12:10-13:25 |
日本統計学会統計教育委員会オープンミーティング竹内光悦(日本統計学会統計教育委員会委員長/実践女子大学) 委員だけでなく、どなたでもご参加いただけます。関連の情報交換を予定しています。 ・新課程の大学入学共通テストにおける数学および情報の試作問題・本試験問題にみる
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セッション II 13:30-14:50 |
記述から推測に至る統計学指導における課題座長:橋本三嗣(広島大学附属高等学校) 1.確率という数学概念における高校までと大学以降のギャップ島谷健一郎(統計数理研究所) 2.なぜ仮説検定は帰無仮説を棄却するというわかりにくい論理なのか?森元良太(北海道医療大学) 3.仮説検定の指導に関する教員の意識調査について
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セッション III 15:00-16:20 |
データサイエンス教育実践座長:松本智恵子(福井大学) 1.DS 指導の初心者コンビによる「数学×情報」の 1 年間の授業実践増田朋美・鈴木雅子(愛知県立瑞陵高等学校) 2.高等学校情報科の DS 授業からの一考察「思考の言語化活動」の重要性松本慶子(京都府立洛北高等学校・洛北高等学校附属中学校) 3.価値創造を目指した情報Ⅱデータサイエンス教育の考え方と教材開発林宏樹(雲雀丘学園中学校・高等学校) 4.大学都市神戸産官学プラットフォームと連携した社会人リスキリング研修における基礎統計内容林兵馬(神戸大学附属中等教育学校) |
3月1日土
セッション IV 09:35-10:35 |
統計センターの SSDSE(教育用標準データセット)の利活用座長:森永壽(島根県政策企画局統計調査課) 1.SSDSE と統計データ分析コンペティションの概要谷薫(独立行政法人統計センター)(スライド) 2.食の外部化における地域特性佐々木万悠子(雙葉高等学校) 3.SSDSE を使ったデータ活用能力の育成鈴木淳子(愛知県立一宮高等学校)(スライド) |
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セッション V 10:40-11:20 |
【特別講演】座長:末永勝征(鹿児島純心女子短期大学) ・国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)データの活用方法に関する提案細田幸希(目白大学/文部科学省国立教育政策研究所) |
お昼休憩/ ランチセッション 11:25-12:10 |
「中高生・スポーツデータ解析コンペティション―2024―」
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セッション VI 12:15-13:15 |
【特別講演】小中学校「データの活用」から高校「統計的な推測」までの教科書比較と教材開発座長:林兵馬(神戸大学附属中等教育学校) 1.「データの活用」領域の改訂教科書内容の比較と課題山内慶太(慶應義塾大学) 2.高等学校数学 B の教科書にみる統計教育について及川久遠(四天王寺大学) 3.推測統計の動画教材の開発―わかりやすいと正しい解釈の両立を目指して―山下雅代(東京学芸大学)・清水邦夫(統計数理研究所) |
セッション VII 13:20-14:20 |
【講演】第 20 回日本統計学会統計教育賞受賞者受賞講演座長:伊部敏之(玉川学園) 1.生活や社会の課題解決を目指すデータの活用領域の授業実践稲垣道子(岩手大学教育学部附属中学校)(スライド) 2.データサイエンス教育支援に向けたインテージグループの取り組み小林春佳・増田純也(株式会社インテージホールディングス) |
セッション VIII 14:25-15:45 |
【講演】公益財団法人統計情報研究開発センター主催統計・データサイエンス力 向上のための授業に係る優秀事例表彰 2023 年度受賞者講演座長:藤原大樹(鳴門教育大学) 1.ゼロウェイスト運動 環境や人に優しい街を目指して!佐々木佑崇(印西市立原山小学校) 2.ICT を活用し、日常生活と関連させた統計的問題解決学習の授業実践黒須直之(さいたま市立桜木小学校) 3.micro bit を活用した統計的探究の授業モデル開発と遠隔教育への応用今澤宏太(大阪教育大学附属天王寺中学校) 4.ビタミン C の滴定実験を用いた PBL によるデータの生成都丸希和・佐藤健太(名古屋大学教育学部附属中・高等学校) |
セッション IX 15:50-16:50 |
教科融合で考える統計・データサイエンス教育座長:林宏樹(雲雀丘学園中学校・高等学校) 1.学校設定科目「情報 I Plus」による問題解決能力の育成―実践事例の紹介―奥屋玲香(広島大学附属高等学校) 2.DS 教育の観点からみた大学入学共通テスト「数学」と「情報 I」の一考察増井貴明・林宏樹(雲雀丘学園中学校・高等学校)(スライド) 3.物理基礎の生徒実験におけるデータ分析の現状報告中島康彦(群馬県立前橋高等学校) |
閉会の挨拶 16:50-16:55 |
竹内光悦(日本統計学会統計教育委員会委員長/実践女子大学) |
今後のスケジュール
2025 年 01 月 31 日(金)発表申込の締切※申込みを締め切りました。多数のお申込み、ありがとうございます。2025 年 02 月 21 日(金)予稿原稿の提出締切2025 年 02 月 27 日(木)12:00 事前参加申込の締切※なるべくこの締め切りまでにお申し込みをよろしくお願いします。2025 年 02 月 28 日(金)-03 月 01 日(土)当日の参加受付
参加について
本ワークショップへ参加費は無料です。
参加申込は、ワークショップ前日の正午2025 年 2 月 27 日(木)12:00までに下記の「申込ページ」からお申し込みください。発表者・連名者・座長もお申し込みください。(お申し込みを終了いたしました。以降は個別にお問い合わせください)
登録されるメールアドレスは PC からのメールが届かない場合があるため、携帯電話会社のキャリアメールは避けていただくか、受信できるメールアドレス、もしくは、受信ドメインの指定をよろしくお願いいたします。
参加申し込み後、zoom の事前登録のメールをご登録メールに送付しています。登録メールが届いていない方は下記の事務局までご連絡ください。
ワークショップ運営
本ワークショップの場を活用していただき、小学校の児童および中学校、高等学校の生徒を対象に統計・データサイエンス教育に関っている教師の方や、大学等高等教育機関で統計・データサイエンス教育を担当している教員の方、さらには、広く社会人への高度専門職能教育の一環として統計・データサイエンス教育に携わっている方々に、日頃の教育成果の発表や相互の情報交換や交流を深めていただければ幸いです。
また本ワークショップにおいては、特に優秀と認められた研究報告については、日本統計学会が設ける統計教育賞への推薦も併せて行うと同時に、その内容を統計教育 WEB サイトにおいて公表します。