日時 | 2023 年 3 月 12 日(日)・13 日(月) |
---|---|
場所 | 統計数理研究所(セミナー室1・2)および zoom によるハイブリッド開催 |
主催 |
|
共催 |
|
後援 | |
更新日:2023 年 5 月 30 日 |
ワークショップご案内
実行委員長 実践女子大学 竹内 光悦
毎年行っています「統計・データサイエンス教育の方法論ワークショップ」ですが、今回は次のテーマで開催いたします。
ニューノーマル時代における統計教育の展望
―統計教育での教育の DX 化、オンライン/オフラインでの探究学習の展開―
本ワークショップは『大学共同利用機関法人情報・システム研究機構統計数理研究所共同利用研究【共同研究集会】として、日本統計学会統計教育統計教育委員会・同分科会が主催いたします。なお、今回は、『大学共同利用機関法人情報・システム研究機構統計数理研究所共同利用研究【重点テーマ 2「ICT を活用した統計学教育とその評価に関する新たな展開」】』の成果発表もかねて行われます。
今年度も ICT を活用した統計学教育とその評価に関する新たな展開をはじめ、統計データ分析コンペティションを用いた統計教育なども含め、統計教育に関する研究や授業事例報告など皆様からの新たな教育方法への提案、これまでの統計教育の成果、今後の課題、問題提起などを参加者の皆さんと一緒に考え、情報共有していきたいと考えています。関心をお持ちの皆様のご参加をお願いいたします。
統計数理研究所のリポート(リンク)。※更新:2023 年 5 月 30 日(火)
3/12、3/13 に開催いたしました。多数のご参加、ありがとうございました。
プログラム
3月12日日
開会の挨拶 08:55-09:00 |
竹内光悦(実行委員長、日本統計学会統計教育委員会委員長、実践女子大学) |
---|---|
セッション I 09:00-10:40 |
重点課題「ICT を活用した統計学教育とその評価に関する新たな展開」座長:渡辺美智子(立正大学、重点テーマ企画立案責任者) 1.Educational software を活用した統計教材の開発に関する基礎的研究細田幸希(筑波大学大学院) 2.ICT ツールを活用した統計ワークショップの実践― 経済産業省「未来の教室:STEAMライブラリー」―町田保(リトルスタジオインク株式会社)(スライド) 3.オンライン生徒参加型プラットフォーム『センサス@スクール』の紹介と授業での導入事例竹内光悦(実践女子大学)・末永勝征(鹿児島純心女子短期大学)・渡辺美智子(立正大学)(スライド) 4.ICT を活用したロバストな工程設計における教育的効果(家庭科授業での事例?)田中正敏(松本大学) 5.統計リテラシー教育の世界的潮流と評価深澤弘美(東京医療保健大学)・及川久遠(大和大学)(スライド) |
セッション II 10:45-11:15 |
【講演】高等学校『情報 I』の内容紹介座長:荒川智浩(国際基督教大学高等学校) いやにさせない統計・グラフを使う QC サークル教育榎本竜二(中央大学)(スライド) |
セッション III 12:00-13:40 |
統計データ分析コンペティションを用いた統計教育座長:深澤弘美(東京医療保健大学) 1.SSDSE と統計データ分析コンペティションの概要田中雅行(独立行政法人統計センター)(スライド) 2.体力が基礎学力に与える影響について水谷順一(フェリス女学院高等学校)・太佐美結(フェリス女学院高等学校) 3.都市部と地方の教育格差の要因と課題鈴木淳子(愛知県立一宮高等学校)・森下達也(愛知県立一宮高等学校)(スライド) 4.ボランティア活動の決定要因橋本想吾(慶應義塾高等学校)・今泉開(慶應義塾高等学校) 5.市町村というミクロ的視点から投票率の実態を探る渡辺安之(茨城県立並木中等教育学校)・林蔚欣(茨城県立並木中等教育学校) |
セッション IV 13:50-15:50 |
統計教育の研究および授業実践事例 I座長:橋本三嗣(広島大学附属高等学校) 1.統計的に探究することができる児童が育つ授業の在り方日比野浩規(名古屋市立神宮寺小学校) 2.データの特徴を適切に表現する力を育む学習指導~第1学年「わかりやすく せいりしよう」の実践を通して~白石円(岩手大学教育学部附属小学校) 3.統計的問題解決力の育成を目指した指導の在り方~標本調査の実践を通して~稲垣道子(岩手大学教育学部附属中学校) 4.教師による授業への統計的探究プロセスの実装の試み佐藤寿仁(岩手大学) 5.学校設定科目「データサイエンス」と課題研究との接続林兵馬(神戸大学附属中等教育学校) 6.高校選択授業におけるデータサイエンス教育の実践事例小森晴菜・馬場国博(慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部)(スライド) |
セッション V 15:55-18:15 |
統計教育の研究および授業実践事例 II座長:佐藤寿仁(岩手大学) 1.探究への連携を見据えた数学の授業としてのデータサイエンス教育の試み中田雅之(神戸大学附属中等教育学校) 2.「情報 I」統計ポスターを用いたデータサイエンス教育実践~データの活用×情報デザインの体系化~林宏樹(雲雀丘学園中学校・高等学校) 3.子どものワクワクを育てる「数式抜きのデータサイエンス」~身近なデータから世界を推測~都丸希和・佐藤健太(名古屋大学教育学部附属中・高等学校)(スライド) 4.「仮説検定」への接続を目指した「仮説検定の考え方」の教材開発とその実践光永文彦(西大和学園中学校・高等学校、大和大学)・大浦弘樹(東京理科大学)・吉川遼(名古屋文理大学)・伏木田 稚子(東京都立大学) 5.高等学校における仮説検定にかかわる指導について―統計学習と探究活動の迫間をどう埋めるか―稲葉芳成(立命館宇治中学校・高等学校) 6.ICT を活用した推測統計の指導とその評価橋本三嗣(広島大学附属中・高等学校)(スライド) 7.情報Ⅰにおけるデータサイエンス教育の前倒し実践と今後の改善に向けて荒川智浩(国際基督教大学高等学校)(スライド) |
3月13日月
セッション VI 10:00-12:00 |
統計教育の研究および授業実践事例 III座長:大橋真也(順天堂大学) 1.医療メッシュ統計を活用したデザイン力の育成和泉志津恵(滋賀大学)・佐藤彰洋(横浜市立大学) 2.公開型アダプティブオンラインテストのアナリティクス:大学の基礎数学でのCOVID-19以前と以降廣瀬英雄(久留米大学、中央大学)(スライド) 3.特異値分解から見た項目反応理論の新評価:大学数学の CBT によるテスト廣瀬英雄(久留米大学、中央大学)(スライド) 4.プログラミングによる統計計算の実装を演習とする初等統計学教育の試み西山慧(京都大学教育学研究科)(スライド) 5.授業で使うデータに関する試みと提案島谷健一郎(統計数理研究所) 6.高校生の探究活動の方法としての統計橋本三嗣(広島大学附属中・高等学校)(スライド) |
---|---|
お昼休憩/ランチセッション | 「中高生・スポーツデータ解析コンペティション―2022―」
|
セッション VII 13:00-14:00 |
【講演】高等学校『情報科』の現状と大学教育への展開座長:狩野裕(大阪大学) 1.国公立大学の2025年度入学者選抜における教科「情報」の対応調査に関するレポート下山恭平・大戸祥也(株式会社ラーンズ マーケティング・営業部)(スライド) 2.2025 年度に入学する学生の統計スキルについて大橋真也(順天堂大学) |
セッション VIII 14:10-14:40 |
【講演】2022 年度日本統計学会統計教育賞受賞者受賞講演座長:竹内光悦(日本統計学会統計教育委員会委員長、実践女子大学) 中等教育におけるデータサイエンス教育の実践と高大連携林兵馬(神戸大学附属中等教育学校、第 18 回日本統計学会統計教育賞受賞者) |
セッション IX 14:50-16:20 |
統計教育の研究および授業実践事例 IV座長:塩澤友樹(椙山女学園大学) 1.【講演】基礎統計の教授法狩野裕(大阪大学)(スライド) 2.文系学生のためのデータサイエンス教育:経済学部における実践と課題田中昌宏(福岡大学) 3.どのように共通教育と専門教育の「統計学」の橋渡しをするか II?-2013 年度と2022 年度の学生に対する質問紙調査に基づく考察-関哲人・速水孝夫(北海学園大学)・米田力生(金沢大学)(スライド) 4.仮説検定・統計解析によるアンケート分析手法の実践報告片江康裕(東京都立大島海洋国際高等学校) |
閉会の挨拶 16:20-16:25 |
竹内光悦(実行委員長、日本統計学会統計教育委員会委員長、実践女子大学) |
参加について
本ワークショップへ参加費は無料です。
参加申込は、ワークショップ前日の正午2023 年 3 月 11 日(土)12:00までに下記の「申込ページ」からお申し込みください。発表者・連名者・座長もお申し込みください。(お申し込みを終了いたしました。以降は個別にお問い合わせください)
登録されるメールアドレスは PC からのメールが届かない場合があるため、携帯電話会社のキャリアメールは避けていただくか、受信できるメールアドレス、もしくは、受信ドメインの指定をよろしくお願いいたします。
参加申し込み後、おおよそ開催 3 日前までに zoom の事前登録のメールをご登録メールに送付いたします。今しばらくお待ちください。
ワークショップ運営
本ワークショップの場を活用していただき、小学校の児童および中学校、高等学校の生徒を対象に統計教育に関っている教師の方や、大学等高等教育機関で統計教育を担当している教員の方、さらには、広く社会人への高度専門職能教育の一環として統計教育に携わっている方々に、日頃の教育成果の発表や相互の情報交換や交流を深めていただければ幸いです。
また本ワークショップにおいては、特に優秀と認められた研究報告については、日本統計学会が設ける統計教育賞への推薦も併せて行うと同時に、その内容を統計教育 WEB サイトにおいて公表します。